提携農家の無農薬への挑戦(平成十六年十一月:島菜の本④)

島菜々子

2008年07月14日 10:57

④平成十六年十一月  提携農家の無農薬への挑戦



 翌年1月のオープンの準備で、キッチンとホールのスタッフの採用が始まりました。その頃、玉城村(現南城市)にある提携農家の福寿農園でも収穫の準備が着々と進められていました。「安全で安心、そして美味しい」という沖縄食堂 島菜の要望に応えるために出来る限り、農薬を使わない創意工夫の毎日だったようです。陽の光や水は通すが、鳥や虫は通さないという防虫用ネットを取り付けたハウスの中で、しまなー・小松菜・ほうれん草・白菜などの葉野菜の種を植えて、栽培をしておりました。ナス・トマト・さやいんげんなども花が咲き、後40~50日で収穫できるというところまで来ていました。

 しかし日照時間が順調すぎて、予定より早く収穫せざるを得ないものも沢山出てきました。沖縄食堂 島菜の店頭では、採りたて新鮮野菜の販売も行う予定でしたので、その準備を兼ねて系列店のカフェワンオアエイトの駐車場で、トラックの荷台をお店に野菜の販売も行ったのは、この頃です。

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