化学調味料を使わない料理(平成十六年秋:島菜の本③)
③平成十六年秋 化学調味料を使わない料理
沖縄食堂 島菜に商品開発室が開設されました。
採りたての旬の野菜や他の食材の本来の味を楽しんでもらいたいという理由から、化学調味料を使わない料理の提供を目指し、メニューの研究・開発が始まりました。天然の素材から手間と時間をかけて、
しっかりダシをとることは、化学調味料のない時代の人たちとっては当たり前のことだったはずです。それを沖縄食堂 島菜で実践して料理を提供しようと試みたのでした。
化学調味料というのは大変便利な調味料です。簡単で安定した味で料理を作ることができます。家庭でも手間と時間をかけずに美味しい味付けをすることができるでしょう。「化学調味料=インスタント食品」というようなイメージがありますが、カップラーメンもレトルトカレーも最近は本格的な味のものが数多く登場し、これでインスタント?というような美味しさを手軽に提供してくれます。
私たち現代人の舌は化学調味料の味に慣れており、化学調味料の味自体を美味しいと感じることも多いようです。同時に使いすぎると誰が作っても同じ味、何を食べても同じ味となってしまうことがあります。
化学調味料を否定しているのではなく、島菜のコンセプトには合わないと考えました。
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④提携農家の無農薬への挑戦(平成十六年十一月)
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②島菜の目指すところ(平成十六年夏)
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